「一般社団法人 白井工業団地協議会」の沿革と主要な活動

1   白井工業団地協議会の沿革

 1)白井工業団地は1966年(昭和41年)に千葉県開発公社によって開発・分譲が進めら

   れ、順次創業を開始している。1968年、白井工業団地整備促進連絡協議会が設置され、

   その後、関係監督諸官庁との連絡調整等を図り自主的な取り組みを行うため、1970年

   10月に現在の白井工業団地協議会として発足し、進出企業の親睦・交流事業や関係機関と

   の連絡調整の場として活動を開始した。その後、2010年(平成22年)4月に一般社団 

   法人となって、活動の範囲を広げ今日に至っている。

 2)当工業団地は工業専用地域として、193haが都市計画決定されており、1967年(昭

   和42年)に第1工業団地(54ha)が、1974年(昭和49年)に第2工業団(44ha)

   がそれぞれ整備され、現在は、その周辺にも多くの企業が進出し、千葉県の内陸工業団地で

   は、最大規模の工業団地となっている。 

 3)白井工業団地協議会の会員数は、工業団地内の企業数増加に伴い、現在(2019年4月)

   正会員が229社、関連企業を含めると約270社となっている。業種は鉄鋼業、プラス

   チック製品・金属製品・非鉄金属製品・一般機械器具・精密機械器具・木製品及び食料品な

   どの製造業や運送業、金属材料等卸業、建築・土木工事業、建築・土木資材機器等リース

   業、産業廃棄物処理業、クリーニング業など、多業種となっていて、首都圏に近接している

   ことから工業団地の周辺を含め、今後も進出企業が増える状況にある。

2 白井工業団地の特徴

 1)白井工業団地は、千葉県の内陸工業団地では企業数が最も多く、豊富な業種が揃っている。

   中小企業が多いが、ビル等建物の装飾を手掛ける企業、スカイツリーに携わった企業、深海

   無人探索機「江戸っ子一号」に技術提供している企業、お台場のガンダムの塗装を手掛けた

   企業、医療器具等精密機械加工に携わる企業等、豊富で高い技術力を持っている企業が多く

   ある。  

 2)都心から30km圏内に位置し、都心と成田空港うを結ぶ北総線が走り、また、千葉北ICと柏

   ICの中間にあり、国道16号、国道464号、県道市川・印西線(通称:木下街道)が主要

   道路となっていて、地理的に優れており、ビジネスパートナーとして高いコミュニケーショ

   ンができる利点がある。

 3)多種多様な企業が集まっており、力を合わせることでほとんどの仕事を工業団地で循環処理

   することが出来る可能性が高く、かつ、首都圏に近く輸送コストなど割安で取引きができ、

   小回りも効く利点がある。

3 協議会の主要な活動と役割

 1)当協議会の活動は、企業・会員同士の親睦交流を図ることをはじめ、企業活動における諸問

   題の解決を図る「活動する協議会」として、多種多様な事業を推進している。

 2)当協議会の事業を推進するため、「渉外総務委員会」、「産業振興・地域交流推進委員会」、

   「労働安全衛生推進委員会」、「環境整備・交通対策委員会」及び「青年部」を設置するととも

   に、「船橋労働基準協会・白井支部担当役員」を設け、専門分野毎の取り組みを行っている。

   また、白井工業団地を7つのブロックに分け、それぞれにブロック幹事・副幹事を設置し、

   地域の意見や課題などの把握と解決を図っている。

 3)理事会、3役会の定例化、情報連絡体制の強化、会報等の情報発信の定期化・多様化、事務

   局体制の強化、親睦交流事業、優良企業視察事業、各種講習会及び合同健康診断などを実施

   また、各種団体との連携、地域貢献等を図るなかで、組織力の強化、多様化を図っている。

 4)当協議会は、千葉県内陸工業団地連絡協議会を通じて、内陸の各工業団地をはじめ臨海南

   部・臨海北部工業連絡協議会などとの連携にも努めている。労働安全衛生の普及、労働災害

   の防止、各種技能講習等の実施などに関しては、(一社)船橋労働基準協会や(公社)ボイ

   ラ・クレーン安全協会などの関係機関とも連携を図っている。

 5)千葉県、白井市、船橋労働基準監督署、船橋労働基準協会、千葉県内陸工業連絡協議会、印

   西警察署、白井消防署、白井市商工会、地元自治会等と連携をし、経営改善の支援、道路整

   備・排水対策の実施、交通安全の普及、交通規制解除、防犯・防災・防火対策、労働安全衛

   生の普及と労働災害の防止、地域との交流・支援など、様々な事業の推進や課題解決を図っ

   ている。

4 協議会の事業・活動の基本方針

 1)会員相互の親睦交流と助け合い

 2)労働安全衛生の普及と実践

 3)経営支援セミナー、優良事業所等の視察研修の実施

 4)技能講習会の拡充と従業員の資質向上

 5)環境保全・公害防止・クリーンでエコな工業団地づくり

 6)防犯・防災、交通安全、交通マナーの普及

 7)会員の健康増進、福利厚生の充実

 8)関係機関、関係諸団体との連携強化

 9)産学連携の推進

 10)事業継承、担い手の育成

 11)地元雇用の促進と人材育成

 12)白井工業団地産業振興センターの運営

 13)駐車場の整備及び運営

 14)工業団地の活性化を目指す諸課題の解決

 15)地域住民や諸団体との連携、地域交流・支援活動の推進

 16)新会員の拡大。

5 協議会が行う講習会・研修等の事業計画

 1)新入者安全衛生教育

 2)アーク溶接特別教育

 3)玉掛け技能講習

 4)フォークリフト運転技能講習

 5)研削といし特別教育

 6)職長等監督者安全衛生教育

 7)職長能力向上教育

 8)小型移動式クレーン技能講習

 9)ガス溶接技能講習

 10)クレーン(5t未満)特別教育

 11)床上操作式クレーン(5t以上)運転技能講習

 12)粉塵作業に係わる特別教育

 13)全国安全週間大会(事前説明会)

 14)全国労働衛生週間大会(事前説明会)

 15)年末年始無災害運動実施要領説明会

 16)普通救命講習会

 17)視察研修

白井工業団地産業振興センター

当協議会では、2015年(平成27年)1月に白井工業団地産業振興センターを整備し、1階にコンビニエンスストアを誘致し、2階に展示室、会議室などを備え、企業の多様の相談に専門家が対応するサテライト相談や各企業の商談、企画展示などの用途に活用している。

 

■ お問い合わせ


 一般社団法人 白井工業団地協議会
 〒270-1406 千葉県白井市中98-17(白井市公民センター内)
 TEL 047-491-0224

 FAX 047-491-0222

 https://shiroikyougikai.sakura.ne.jp/wp

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一般社団法人 白井工業団地協議会 事務局
〒270-1406 千葉県白井市中98-17

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